笠間日動美術館:学芸員便り

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■笠間日動美術館  「聖徳記念絵画館壁画」

今回の展覧会では初出品を含む「聖徳記念絵画館壁画」原図11点が、特別に展示されています。
これらの作品は山岡コレクションの一部でありますが、図録未掲載のため、ご覧いただく機会がほとんどありません。
聖徳記念絵画館は明治神宮外苑の中心的建造物で、明治天皇・皇太后の御事績を長く後世に伝えることを目的に建設されました。
壁画の大きさは1作品につき縦3メートル、横2.5メートルもあり、奉賛会人選の画家による80面が展示されています。画題は明治時代の近代化と歴史的事件の一大絵巻が描かれていて、そのすべての考証画(構図下図)、画想(テーマ)は、笠間市から程近い猿島町(現在の坂東市)が生んだ大画家、二世五姓田芳柳(1864-1943)によるものです。


満谷国四郎、山下新太郎、小杉未醒らの原図11点は、20号の大きさで聖徳記念絵画館の絵とほぼ同じ構図です。


左は従軍画家として出征した中村不折の「日露役日本海海戦」です。日本連合艦隊とバルチック艦隊の対馬沖での戦いを描いています。
右は南薫三の「広島大本営軍務親裁」です。日清戦争下、広島に進めた大本営で、明治天皇が川上操六参謀次長より戦況報告をお聞きになる光景です。
川上操六という人物は、参謀総長陸軍大将まで上り詰めた軍人で、エドワルド・キヨソーネによる肖像画があります。


イタリア生まれのキヨソーネは大蔵省紙幣寮技師として招かれ、
優れた肖像画を多く遺しています。
この木炭による肖像は、超超リアルです。


中村不折「老漁夫」です。彼の本分はこちらで、4年間のフランス留学では人物画を徹底して学び、力強い写実を確立しました。

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二世五姓田芳柳は人物画も得意としていました。
この「大楠公」は清廉であったと伝えられる楠木正成の表情がよくでています。
この楠木正成の佩刀は小竜景光と伝えられ、のちに明治天皇の佩刀となり、広島の大本営にも携えたとされています。


二世五姓田芳柳の生地、猿島にある猿島郷土館ミューズでは、本年10月6日より11月25日まで「日本近代洋画への道」展として山岡コレクションを中心に、現在貸出中であるこの高橋由一「鮭図」のほか、現在展示されていない作品も加わり展覧会が開催されます。

(※この作品は貸出中のため現在展示されていません。)

詳しくは「猿島郷土館ミューズ」公式サイト
http://www.city.bando.lg.jp/facilities/culture/muse/sm_index.html
をご覧ください。


* * * * * * * そ の ほ か の 見 ど こ ろ * * * * * * *


こちらは笠間市出身の女性イコン画家、山下りんの「ヤコブ像」です。
りんは、工部美術学校で学んだのち、ロシアに単身渡りました。帰国後、国内のハリストス正教会に多くの聖像を遺しています。
所蔵先は日本正教会のHPで確認できます。

また、このたび笠間市内に資料を展示する記念館「白凛居」がオープンしました。
詳しくは笠間観光協会HPよりご確認ください。
http://www.intio.or.jp/kasama/


あの「鮭図」でおなじみ高橋由一の「猫図」です。
鮭と同様こまかいとこまで観察していてカワイイですねえ。きっと猫好きだったのでしょう。


みなさんご存知、最後の将軍徳川慶喜公の油絵です。写真を学んでいただけあって風景を写すように描いています。
晩年、多趣味に生きたことが伺えるめずらしい作品です。


イギリス、ロンドン・ニューズ社の特派記者として来日したチャールズ・ワーグマンは、高橋由一や芳柳次男の五姓田義松らへ油彩を指導、大きな影響を与えました。
これは日本で結婚した妻、小沢カネの肖像です。


同じくワーグマンの「東禅寺浪士乱入図」です。
水戸浪士による東禅寺襲撃事件ですが、特派記者でもあったワーグマンは、その現場に居た、という説もあります。現場で描いた原図は、記事として英国に送られたらしいのです!?


「西洋婦人像」や「裸婦」、「浦島図」などで優れた手腕を発揮した山本芳翠。
しかしこれだけ見ると、上手いのか下手なのか、下手なのか上手いのかわかりません。
もしかしたら「へたうま」のはしりだったのかも。


藤島武二「蘇州河激戦の跡」
当時戦争記録画制作のため上海に渡った藤島ですが、もっぱら戦跡をスケッチして歩いたといいます。
戦渦で傷んだ建物と暗澹とした空が痛々しいです。
この作品は1939年の展覧会に出品されてはいますが、亡くなる一月前の43年2月、陸軍省に献納のため、作品に加筆する姿が写真に残されています。
藤島自身思い入れのある、絶筆と呼ぶにふさわしい作品と呼べるでしょう。

(KK)

■笠間日動美術館  「ジョン・レノン メッセージ・ノート」

ジョン・レノン メッセージ・ノート


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ボブ・グルーエンのレンズは、1970年代ミュージックシーンに君臨したミック・ジャガーやデヴィッド・ボウイ、またポップアートの旗手アンディ・ウォーホルらと談笑するジョンの姿を捉え、来館者の目を惹きつけています。

またジョンが愛息ショーンの誕生により音楽活動を休止し、子育てに多くの時を費やしたたことは有名ですが、息子を抱き穏やかに微笑む姿に、改めて彼が一人の父親であったことを実感させられます。


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点在するパネルには、愛と苦悩を感じさせる彼の言葉が綺羅星のごとくちりばめられています。

これらの言葉を胸に会場に流れるジョンの曲を耳をかたむけながら、来館者はそれぞれの思いを深めておられるようです。


戦後60余年、平和の中にある日本・・・しかし毎日のように痛ましい事件の報道を耳にします。
パネルに書かれたジョンの言葉に多くを考えさせられました。子供たちが平和な日々をおくれますように。
(東京 主婦さん) 

笠間まで来てよかった!!
ボブ・グルーエンの写真から、ジョンの力強さや優しさを感じました。
(つくば市 23歳 男性 タケシさん)

五月の自然の景色の中にすばらしい美術館とレノンの写真展を拝見できまして、本当に良い一日と、思い出の深い春になりました。
(酒井さん)

OH!Yoko!! ジョンはやっぱサイコーだぜー!!
(塚本洋介さん)

ジョンとヨーコの、かざらず、自然な姿にとても感動しました。
愛だね、やっぱり
(とこさん)

JOHN LENNONは僕の全てです。
(M.takamatsuさん)

あれから27年。私も41になりました。
今でも大好きです。
(名前なしさん)

永遠の歌をありがとう。
(Reiko.Kotakiさん)

ダコタハウスの前は いつも風が吹き 人々は平常心で歩いていた
一歩 公園に入ると 誰かのつまびくギターの音と一緒に みんなのハミング‘イマジン’
ジョン!! 今でも生きています あなたのメッセージのメロディーが
ストロベリーフィールドの上の赤い花は あなたのハートの色でした
(阿見町 56歳 女性 ファンさん)


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新しい風になるよ


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やっぱり彼は最高だ!! BY ノエル・ギャラガー


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昨日ジョンに会ったよ、元気って言ってたよ、本当だよ、かっこよかったよ

■笠間日動美術館  「白鶯太鼓」

「白鶯太鼓」

2007年6月17日(日)正午・・・
笠間日動美術館に
白鶯太鼓が鳴り渡る!


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白鶯太鼓(はくおうだいこ)のふるさと鶯沢町は、宮城県栗駒山の麓、観光と農業の町です。
昭和58年2月10日、白鴬太鼓鶯鳴会は、この過疎化の進む地域に活力を呼び戻そうと結成されました。

鶯沢町の名はある伝承をもとに名づけられています。

天喜・康平年中(1053〜1064)に源頼義が阿部頼時、貞任父子討伐の際、八幡神社の北側に陣取り敵とにらみ合いを続けていましたが、白い鶯(うぐいす)が飛んできて頼義軍の旗竿にとまり一鳴きするや味方の勢いがにわかに強まり、ついには勝利をおさめたと伝えられています。

白鶯太鼓は、これらの伝説や自然の情景、人々の思いを太鼓に託し、新しい郷土芸能として根を下ろした創作太鼓です。

この度は当館 野外彫刻庭園が舞台となります。
天空に鳴り渡る迫力ある太鼓の演奏がお楽しみいただけることでしょう。
ご来館をお待ちしております。


開 催 日  2007年6月17日(日)
出演団体  白鶯太鼓鶯鳴会(はくおうだいこおうめいかい)
場   所  笠間日動美術館 野外彫刻庭園
時   間  12:00〜13:00
料   金  無 料 (当館チケットのみご購入となります)

※ 雨天中止  ご了承ください。

■笠間日動美術館  「ジョン・レノン メッセージ・ノート」

「ジョン・レノン メッセージ・ノート」


「ジョン・レノン IN NEW YORK CITY ボブ・グルーエン写真展」の会場にはメッセージ・ノートを置いて、ご来館の方々に心に浮かぶままを書いていただいております。

ノートには、ジョンへの変わらぬ想いと同時に、1970年代の、そして未来のご自分へのメッセージが綴られているようでもあります。以下にご紹介いたします。


ボブ・グルーエン氏のレンズを通して、知ることのできなかったお二人の日常の姿、コンサートの模様。そして優しさあふれる夫婦、家族愛。心うたれました。ありがとうございました。
(竜ヶ崎市 高崎さん)

ジョンが若きあの頃を想い出させてくれました。
(Y.Oさん)

よかったです。たのしかったです。
茨城は自然がゆたかですね。ツバキ、とてもキレイでした。
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(名前なしさん)

思わぬ所で過去を振り返る機会に接することができました。写真のJohnは変わらずとも、これからの自分はどう変わっていくのだろうか・・・
IN my life Ⅰ love you more.
(島田さん)

ジョン・・・ありがとう。
(原田さん)

ジョンはいつも自分の中で生きている。
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(Fujitaさん)

■笠間日動美術館  「あなたの見た鈴木信太郎」

鈴木信太郎展 感想文 「あなたの見た鈴木信太郎」


笠間日動美術館では、「あなたの見た鈴木信太郎」と題しまして、ご来場者の方々より感想文をお寄せ頂きましたので、ご紹介します。


■荒井小雪(あらいこゆき)さん 東京都在住 女性 68歳


感想文タイトル 「友達になってほしい!! あなたは可愛い!!」


感受性が一番強い時期(中学、高校時代)ミッションだった事もあり、西洋絵画、西洋音楽に浸って育った。

が、子育ても終わり、自分の時間がとれてきた頃から30年近く、国内あちこちを廻り、好きな作家に逢いたくて(作品や、育った土地等に)、作品や自然に触れるようになり、なんとわが国にも美しい自然と、豊かな感性に恵まれた人たちが沢山いることかと感動し、至福の時が続いている。

そして今回、こんなにも純粋で、素直な鈴木信太郎に逢えて、幸せな気分で帰宅した。あちこちに出掛け、見たまま感じたままを表現している彼が大好きになった。

それは、同じ行動パターン、同じところに感動をしている自分と重なるが、只、感動して何も表現できず、自己満足している自分を代弁しているような気がしたから。

昔からの私を良く理解してくれている友人のような気分になり、とても嬉しかった。

又行きたい。新しい友に逢いに。そして皆に自慢したい。


■感想文の対象となった作品

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・草上の桃 1930年 (財)そごう美術館


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・緑の構図 1936年 (財)そごう美術館


・靴屋
・越後の海
・象と見物人

■笠間日動美術館  「あなたの見た鈴木信太郎」

鈴木信太郎展 感想文 「あなたの見た鈴木信太郎」


笠間日動美術館では、「あなたの見た鈴木信太郎」と題しまして、ご来場者の方々より感想文をお寄せ頂きましたので、ご紹介します。
ご本人様のご希望により、ペンネームとさせていただきます。


■ペンネーム 西郷 良子さん 20歳 女性 茨城県在住

この度の日動美術館の展覧会を一言で言わせていただくと、重量感を感じる展覧会でした。

大きな絵が多いという点もありますし、鈴木信太郎の作風がそう思わせたのかもしれません。

わたしは特に、「像と見物人」という作品が気に入りました。鮮やかな色づかいと愛らしく描かれた像がマッチしていて、かわいらしい絵です。


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『象と見物人』 1930(昭和5)年


鈴木信太郎さんの絵は、客観的ではなく主観的に見れるような、もしくはなじみやすいと言ったらいいのでしょうか、そんなところに魅力があると思います。

身近にある風景…どこかで見た事のあるような景色、そのような絵がたくさんありました。

わたしが一つ、疑問に思った点は、なぜ同じ場所を何度も描いたのでしょうか。何度も旅をしてまで描き続けたその風景に、何を思ったのでしょう。それほどまでに気に入った景色だったのか、何度描いても納得がいかなかったのか。心中はわかりませんが、これもまた鈴木信太郎の魅力なのでしょう。

一度目で、彼の作風を楽しみ、2度目でその描かれたものに思いをよせてみる、そのような展覧会でした。

もう一度見たい作品がありますので、また、美術館に足を運びたいと思います。

■笠間日動美術館  「新日曜美術館」アートシーン レビュー

笠間日動美術館:「新日曜美術館」アートシーン レビュー


「新日曜美術館」アートシーンで紹介されて以来、多くの方々から問い合わせをいただきました。
当館スタッフもその反響の大きさに驚いております。
遠方にお住まいで当館にお出でいただけないの視聴者の方々からは、もう一度見たいとのご連絡をいただいております。
ここに紹介いたしますので、ご覧下さい。


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梅原龍三郎
「松竹梅」


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岸田劉生
「村娘図」


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岸田劉生
「地蔵と鬼」


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中川一政
「おん年九十四才」

■笠間日動美術館  新日曜美術館アートシーンで放映予定

「芸術家の書 書モ絵画タリ 人格ナリ」展
新日曜美術館アートシーン(NHK教育テレビ)で放映予定!!

放映予定日時
1月14日(日) アートシーン 午前9時45分〜10時の間約2分

ご好評をいただいております本展は、上記TVプログラムで紹介されることになりました。
お時間がございましたら、ご覧くださいませ。

■笠間日動美術館  「アンティークドールを描いてみよう!!」 表彰式

「アンティークドールの夢」展 関連イベント  「アンティークドールを描いてみよう!!」 表彰式

「アンティークドールを描いてみよう!!」では、保育園の子どもたちから大人まで約100名の皆さんのご参加をいただきまして、ありがとうございました。
フランス館1階では42名の方々の48点の作品を展示、その愛らしい作品は来館者の注目を集めました。
この中から優秀作品が選出され、2006年12月23日午後1時から表彰式が行なわれました。
子どもの部から優秀賞を受賞された飯村夏帆さん、一般の部から技能賞を受賞された高橋典子さんが来館されました。
当館では来年も楽しい企画を考えてまいります。2007年が皆様にとって良い年となりますように、スタッフ一同、ご来館をお待ちしております。

年末年始の休館の御知らせ
2006年12月25日〜2007年1月1日 休館いたします。

■笠間日動美術館  冬の展示

笠間日動美術館:冬の展示から

http://www.nichido-museum.or.jp/guidance01.html
「芸術家の書 書モ絵画タリ 人格ナリ」
「特別展示 奥谷博」

「芸術家の書 書モ絵画タリ 人格ナリ」

現代日本人の文字文化は携帯メールやパソコン印刷が主流となり、近年は年賀状に手書きの文字を見ることも稀になりつつあるようです。

本展では書家にあらざる人物の書にスポットをあて、展観を企画しました。

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近代洋画の巨匠岸田劉生、有島生馬、梅原龍三郎、熊谷守一、中川一政らをはじめ、書に定評のある文化人武者小路実篤、草野心平ら、また日本政治史に名を残す高橋是清、犬養毅ら、江戸期に遡っては白隠慧鶴、藤田東湖らの、初公開を含む書画約100点を紹介しています。

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昔から「書は人なり」と言われてきましたが、手書きの文字には各人の個性が否応なくあらわれます。

これら時代に名を残す人物の書から、各人の性格を想像するのも面白いものです。

来館者からは「個性的な書画に有名な人物にも親しみを覚えた」「長渕剛の作品があって驚いた」等の意見が寄せられています。

皆様どうぞ、お楽しみください。


「特別展示 奥谷博」

日本アメリカ館で特別展示中の奥谷博は、現代洋画壇で活躍する巨匠の一人です。

この展示を目的に遠くから来館され、ゆっくりと鑑賞されていた方もいらっしゃいました。
大作で構成された迫力のある展観となっています。

当館の冬の展示にご期待ください。
ご来館をお待ちしています。

■笠間日動美術館  日本アメリカ館 展示変更の御案内

笠間日動美術館:日本アメリカ館 展示変更の御案内

http://www.nichido-museum.or.jp/guidance01.html


日本アメリカ館1F 特別展示「奥谷博」

奥谷は、2007年3月「訪ねた世界遺産」と題してパリ、ユネスコ本部で日本人洋画家として初となる個展を開催します。


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大作で構成された迫力あるこの度の展観には、ユネスコにおける展覧会に先駆けて公開した作品も含まれています。現代洋画壇の重鎮奥谷博の世界を充分にご堪能ください。

※現代アメリカ美術の立体作品はフランス館、企画展示館に移動、油彩・版画等の作品はしばらくお休みをいただきます。


日本アメリカ館2階 展示「伊東傀」

従来のアンティークドールの展示室では、現在、彫刻家伊東傀の彫刻35点を展示中です。
大正昭和期に活躍した世界的なテナー藤原義江(1898-1976)の頭像をはじめ貴重な作品をご鑑賞いただけます。伊東の詩情あふれた作品をお楽しみください。


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伊東傀略歴

大正7年生まれ。
文化庁、神奈川近代美術館、彫刻の森美術館作品買い上げ。
新制作会員

※「アンティークドールの夢」展に出品されたドールたちはしばらくお休みをいただきます。

■笠間日動美術館:「アンティークドールを描いてみよう!!」報告

「アンティークドールを描いてみよう!!」報告

毎週土曜日曜に開催された関連イベント「アンティークドールを描いてみよう!!」では、保育園の子どもたちから大人まで多くの皆さんのご参加をいただきました。

フランス館1階では館内展示を希望された約40名の方々の絵を12月23日まで展示しています。
美術館を訪れる方々はかわいい人形の絵に目をほそめていらっしゃいます。
現在、これらの作品の中から優秀作品を選考中です(表彰式 12月23日(土)午後1時から)

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■笠間日動美術館:アンティークドールを描いてみよう!

アンティークドールを描いてみよう

「アンティークドール展」開催期間中、毎週土曜、日曜に開催のイベント「アンティークドールを描いてみよう」の会場は、子どもから大人まで絵心あふれる方々で賑わっています。

100年も前に作られたアンティーク ドールをデッサンをする機会など、なかなかあるものではありません。
この機会を逃さず、 ふるってご参加ください。
グループなどでご参加の場合は、お席の予約をおすすめいたします。
また完成された作品は、ご希望により館内に展示いたします。

昭和洋画壇の巨匠児玉幸雄氏のアンティークドールコレクションが数多く展示されています。
モデルとなった人形と並べて展示した児玉氏の油彩画もあり、来館者は興味深そうに鑑賞されています。

野本将文氏の写真には、パリ蚤の市の店頭にバラバラの部品として売られている人形が写し出されています。いまだ愛らしい人形との対照的な姿に、心動かされる方も少なくないようです。
写真の中の人形たちも、かつては華麗な衣装をまとい人々に可愛がられていたにちがいありません。
皆さんは何を感じられるでしょうか。

開催日毎週土曜、日曜
場 所企画展示館1F
内 容館内に制作の場を設け、展示されているアンティークドールをモチーフに、鉛筆、クレヨンなどで自由に描いていただきます。
希望される方には館内で作品を公開、なお、優秀な作品には賞を授与いたします。
持ち物鉛筆やクレヨン、パステルなどの画材の持ち込みが可能です。水彩、油彩はご遠慮下さい。
定 員午前、午後 各16名、予約も承ります。
参加費用無料
その他講師・指導者は付きません。その旨ご了承下さい。

笠間日動美術館友の会 内容新装!

このたび「笠間日動美術館友の会」は、特典内容を新装し、幅広く会員を募集しております。
10回まで当館施設にご入館いただける会員券を発行し、新たに学生会員の枠を設けました。
また美術鑑賞の合間に憩いのひとときをお過ごしいただけますよう、四季折々の眺望が楽しめるカフェ・ド・ローブのコーヒー券をご用意、加えて多くの貴重な美術図書を収蔵するアートライブラリーがご利用いただけるようになりました。
詳しくは友の会ページをご覧下さい。