「ピカソ、マティス、シャガール・・・巨匠が彩る物語」展の関連イベントとして、「美術館で物語の世界へ」と題し、展示された作品をご紹介しながら物語の読み聞かせのイベントを開催しております。
第1回目は、10月20日(土)、21日(日)、アンドレ・ドランの「パンタグリュエル」という巨人の物語をご紹介しました。
語りべを務めてくださったのは、笠間市内で大変ご活躍なさっている読み聞かせボランティアの方々で、今回「パンタグリュエル」をご担当いただいたのは、市原(いちはら)裕子(ひろこ)さんです。
市原さんの語りにより、展示室内はいっきに、「パンタグリュエル」の世界に引き込まれました。
耳で物語を聞くことは、文字を読んで物語の世界に入るとはまた違う感覚を味わうことができるものです。
登場人物の感情、場面の空気さえも感じることができ、より作品を楽しむことができるイベントになりました。
声だけでもうっとりしてしまうような市原さんの素晴らしい語りでの読み聞かせの後、アンドレ・ドランの作品ひとつひとつ、わかりやすくご紹介していただき、とっても贅沢な一時となりました。
見逃した!!という方もご安心を。
この後も「美術館で物語の世界へ」は開催されます。
11月3日(土)、4日(日) マルク・シャガール「ダフニスとクロエ」1961年
11月23日(金)、24日(土)マルク・シャガール「寓話」1952年
各回とも、午後1時30分より、読み聞かせボランティアの方々にお話いただきます。
秋の昼下がりに、物語の世界をお楽しみ下さい。