笠間日動美術館:学芸員便り

ホーム / 学芸員便り / 対談会 1920年代のパリと佐伯祐三

■対談会 1920年代のパリと佐伯祐三

2008年04月01日

3月29日(土)佐伯祐三展 対談会「1920年代のパリと佐伯祐三」が開催されました。
京都造形芸術大学 准教授 林洋子さんと笠間日動美術館 副館長 長谷川智恵子による対談です。

1.JPG

左:林洋子さん    右:長谷川智恵子

13:30-15:00の一時間半、渡仏した日本人画家の留学の様子や1920年代の佐伯の交友関係、また藤田嗣治を中心に、帰国した画家が日本の画廊にもたらした影響をテーマに、お話いただきました。

佐伯祐三の作品「郵便配達夫」「広告(ヴェルダン)」を目の前に、林洋子さんによる作品のエピソードを加えてのトークに、ご来場のお客様も「なるほど」「そうだったのか」といったご様子でした。
20.JPG


また、長谷川智恵子より語られた、当館所蔵の佐伯祐三の「ライフ・マスク」のエピソードに、みなさんビックリしていらっしゃいました。実はこの「ライフ・マスク」、1975年に、佐伯の熱烈なファンに盗まれているのです。

「ライフ・マスク」は、企画館1F会場で展示中です。是非ご来館下さい。

2度と盗難にあわないように展示していますので、ご安心を。

(SR)