ご好評のうちに前期の展示が終了し、3月3日より後期の展示がスタートいたしました。
日本画、水彩画、版画作品を中心に約40点の作品を入れ替えました。
後期の見どころは、初公開作品を含む軸装作品6点と、武者小路実篤記念館よりご出品いただいた岸田劉生図案の装丁本です。
劉生の幅広い画業がうかがえます。
調布市武者小路実篤記念館よりご出品いただきました。
武者小路実篤・著「友情」
『白樺』第11年6月号
版画作品はこのように額装されています。
裏表紙の木の枝が白樺の文字になっています。・・・「なるほど!」
13冊の劉生図案の装丁本がご覧いただけます。
いずれも武者小路実篤記念館蔵
そのほかの後期展示作品より
麗子像
「天地創造」より 石を噛む人
丘の婦人
猫図
「麗子像」だけではない、さまざまな作品から見えてくる劉生像があります。
「描く」ことを本当に楽しんだ劉生。38年の生涯は短かすぎたことでしょう。
前期をご覧になられた方も、どうぞ後期もご覧いただければと思います。(KK)