笠間日動美術館:学芸員便り

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■「新しい記憶のカタチ ニューヨーク現代美術展」がはじまりました

2010年08月31日

8月31日より日本館1階にて「新しい記憶のカタチ ニューヨーク現代美術展」がはじまりました。
自己の表現の新しさを常に模索し続ける街、ニューヨークで現在活躍する作家の代表作をインディペンデントキュレーター渡辺真也氏のテキストによりご紹介します。
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色鮮やかな粉末顔料をまぶして構成したイメージから、歴史的絵画を再現するブラジル人作家、ヴィック・ムニーズ。
ブラジル人の母とドイツ人の父の間に生まれ、神話的な世界を描き出すジャナイナ・チュッペ。
ロック・コンサートにおけるエクスタシーの瞬間を、あたかも宗教画の様に描き出す、フィラデルフィア生まれのバーナビ・フルナス。
コンピューターグラフィックを駆使して動物的な姿となった人間「マニマルズ」を生み出す中国生まれ台湾育ちの作家ダニエル・リー。
アメリカの人種問題を扱い、さらに日本における1968年をテーマとした作品をつくりだすジャクリーン・タリーとブラッドレー・マッカラム。

以上6名の作家によるニューヨーク現代美術展は11月14日(日)まで開催中です。
皆様のご来館お待ちしております。