8月31日(火)、フランス館1Fにて「画帖をひらく 藤島武二展」がスタートしました。
明治、大正、昭和期にわたり日本洋画界の第一人者として活躍した藤島武二。はじめ日本画の道を志していましたが、やがて洋画へ転向し、フランス、イタリアで西洋美術の古典に触れ、油絵具が生み出す色彩や絵肌を生かす技を学びました。
帰国後は洋画界をリードしながらも、東京美術学校の教授をつとめるなど、後進の指導にも力を注ぎました。
藤島は、弟子達に技術を学ばせるために、自分が絵を学ぶ上で描いた模写や名画の写真を弟子達に見せたといいます。藤島亡き後、遺言により、アトリエにあった画稿や下絵は処分されましたが、奇跡的も残った画帖があります。
今回は、その画帖をひらき、藤島の日頃の勉強の蓄積である墨彩画をご覧いただきます。また、加えて、日本各地を取材して描いた日の出シリーズ等をご紹介いたします。
この展覧会は、11月14日(日)まで開催しております。
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