笠間日動美術館:学芸員便り

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■川又南岳先生の書と秋の春風萬里荘

2010年10月24日

笠間日動美術館での北大路魯山人展開催にあわせ、
春風萬里荘におきまして、書家・川又南岳氏の
魯山人をイメージした書の特別展示をしています。
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「枕流」(ちんりゅう)

枕流漱石
流れを枕にして石で漱ぐ
(やや へそ曲がりの意に用いる)
南岳先生なりに魯山人をイメージしているようです。

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魯山人が好みそうな・・・「花半開」
咲き誇っているときより、開きかけのときが
美しい、と魯山人も思っていたであろう、
と南岳先生。

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「人生出会」
まさにその通りです。
某相撲部屋に贈られるそうです。

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先生の掲載された記事などもご覧いただけます。
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「四面楚歌」
一時期の魯山人のようでもあります。

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「(さきがけ)」
南岳先生の(さきがけ)は鬼ではありません。
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魯山人のような人をいうのでしょうか。

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みなさんもどうぞ南岳先生の書に接し、
書から魯山人をイメージしてみてください。

まだ紅葉の季節には少々早いようですが、秋の一日を
春風萬里荘でお過ごしになられてはいかがでしょうか。

やわらかな陽の差す縁側は、とてもあたたかです。
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苔をみていると、なぜか癒されます。
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竹道久先生の「鳥と少女」
森のなかで目を閉じている少女の想いは、鳥がちゃんと
聞いてくれています。

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ご来館をお待ちしております。(KK)