お天気に恵まれた20日土曜日、春風萬里荘にて茶会&ギャラリートークを開催いたしました。
見事に色づいた庭園の紅葉が皆様をお迎えしました。開館と同時にお見えになった和服に身を包んだお客様は、この日を首を長くして待っていらしたとのこと。
「毎年お越しいただいてますよね?」とお声をかけると、
「覚えていただいておりましたか? ありがとうございます」とのお返事。
「お礼を申し上げるのはこちらです。毎年のご来館ありがとうございます」
お客様との交流は楽しいひとときとなりました。
路地の明るさに比べ、静謐な茶室内。
床は江戸後期、京都妙心寺の僧、中峰梵契筆「喫茶去」。
花は魯山人の「黄瀬戸扁壺」に、大神楽(椿)と土佐水木の照葉を入れました。
お菓子は笠間ふる川製の栗蒸羊羹、こちらも好評でした。
今年の茶会もおかげさまで無事に終了することができました。
「また来年も楽しみにしております」とのお声を皆様から頂戴し、身が引き締まる思いです。
またお忙しい中、ボランティアでお手伝いをいただきました4人の茶人の皆様に心から御礼を申し上げます。
萬里荘、美術館とも庭園は紅葉に色づいております。どうぞご来館ください。(KA)
《ご案内》
春風萬里荘の冬季(12、1、2月)開館時間は、午前10時ー午後4時(入場は3時30分まで)となります。ご注意ください。