例年より早く梅雨入りした今週。
台風が近づき、雨足の強い中でも、「猫まみれ展」の会場は、
多くの猫好き・美術好きのお客様でにぎわっています。
つくば市よりお越しのリセさんは、3年ほど前から笠間日動美術館の友の会会員として
当館を支えてくれている美術愛好家です。
猫だけでなく、なにより美術が大好きというリセさん、頻繁に様々な美術展を見に行くそうです。
「猫まみれ展では、幕末から現代、巨匠から若手まで幅広い猫作品を見れて感動しました。
コレクションの数には驚きました。まるで猫の言葉が聞こえてきそう、
想像より10倍も楽しい展覧会でした。」
と大喜び。
とくにリセさんが気に入ったというのが永島春暁の「猫の温泉あそび」という作品。
擬人化された猫たちが湯屋でくつろぐ場面が描かれています。
これは“おもちゃ絵”と呼ばれるもので、子供が触ったり、切り抜いたり、絵本として鑑賞するなど
実際に使うことを目的にした浮世絵です。
まるで人間そのもののような表情やポーズをとる猫たちを見て、リセさんにも思わず笑みがこぼれます。
また、鼠よけのために新田一族が描いた「猫図」の掛け軸を前に、
「こんな珍しい掛け軸はじめてみました」と大満足のご様子。
猫好きとしても、美術ファンとしてもお楽しみいただけたようです。
快くインタビューにお応えいただき、ありがとうございました。
本展はまだまだ続きます!
6月11日(土)には、学芸員によるギャラリートークも開催いたしますので、
是非ご来館ください。(SR)
・・・イベント・・・
6月11日(土)午後2:00ー
学芸員によるギャラリートーク
※当日の展覧会入場チケットのみでご参加いただけます。