本日より始まりました「色彩は語る」同時開催「小磯良平 聖書のさしえ展」は、2本立ての展覧会です。
それぞれの見どころを、簡単にご紹介いたします。
まず、「色彩は語る」より。こちらは企画館1階が展示会場となります。
色彩は絵画において大きな役割を果たし、見る人の感性に訴えかけてきます。
出品作家は若手から巨匠、物故まで幅広く揃いました。どの作品も重厚で、色彩が持つ様々な感性・表現などを、絵画を見て感じ取っていただけたらと思います。
続きまして、「小磯良平 聖書のさしえ展」です。こちらは企画館2階が展示会場になります。
小磯良平は卓越したデッサンをもとに、気品ある女性像や風景など、写実表現にもとづいた作品を数多く残しました。
そんな彼が唯一イメージをふくらませて制作した作品が、「口語聖書」の挿絵です。今回は、聖書の挿絵32点、下絵デッサン43点、計75点の展示となります。
なお、本展覧会は、1階が油彩作品、2階が水彩作品と対照的な位置づけとなっています。油彩が持つ重厚さ、水彩が持つ淡くて穏やかな対比をお楽しみください。(KN)