毎年開催している投票型イベント「私が選ぶこの1点」ですが、
今年もたくさんの皆様にご参加いただきました。
参加者の皆様のなかから50組100名様に「鴨居玲展 死を見つめる男」のご招待券を
発送しております。(当選結果は発送をもって代えさせて頂いております。)
さて、今年はどの作品がランクインしたのでしょうか。
皆様のコメント共に5位から発表いたします!
第5位はなんと・・・昨年よりオープンした「鴨居玲の部屋」!部屋ごとまるっとランクインです。
第5位:『鴨居玲の部屋 全作品』
コメント・・・
『とにかく鴨居玲は自分の人生に対する絶望感が常ににじみ出ていて、胸に迫ります。全ての作品が好き!(ペンネーム:横須賀さん)』
『怖い!!引き込まれる自分がこわい!!鴨居先生に一目ぼれしました。良い男。怖いほど素晴らしいです(女性)』
『力強さがあり、引きつけられるものを感じました。(パンダさん)』
皆さん、鴨居玲作品の迫力に圧倒されたようですね。現在の「鴨居玲 死を見つめる男」をぜひご覧いただきたいです。
第4位:フィンセント・ファン・ゴッホ「サン=レミの道」1889-90年 油彩、カンヴァス
コメント・・・
『生で見るとキャンヴァスに塗られた絵具の迫力を感じることができ、ゴッホの作品を強く感じられるのでお気に入りです(MY)』
『明るく強い筆遣いの中に生きる悲しみを感じる(おりょうさん)』
第3位:高橋由一「鮭図」1879ー80年 油彩、板
コメント・・・
『ようやく見る事が出来ました。日動美術館の看板の一つだと思います。昔懐かしい「塩鮭」、正月の定番でしたがそれにしてもリアルです。』
『中学生の時美術の教科書で初めてこの絵をみました。「何でこんな取るに足らない鮭の絵をかくんだろう」と思っていました。でも今から5年くらい前に本物を美術館で見て、びっくり。半身を切り取られてかしらにぶら下げられている鮭の哀れさが落ちくぼんだ目から伝わってきます(小島チコさん)』
第2位:オーギュスト・ルノワール「泉のそばの少女」1887年 油彩、カンヴァス
コメント・・・
『笠間日動美術館と言えばやはりこの絵を思い浮かべます。(ゴマ麦太郎さん)』
『あくまで自分の味方ですが、たくましくも気だるい感じが出ていて生き生きと感じている(JJKKさん)』
『やさしい表情にいやされます(TOMOさん)』
第1位:クロード・モネ「ヴェトゥイユ、水びたしの草原」1881年 油彩、カンヴァス
コメント・・・
『印象派に特に興味の無かった私の目を印象派に向けてくれた作品の一つです。水や空気のゆらめきが心に残り何度も見たくなります。』
『モネの絵は睡蓮などがすきです。青色を基色とした配色がみずみずしくさわやかです。』
『広がりのある画面、清涼感のある色使いが私の感性にぴったりする(トムトムさん)』
『色使いや自然の美しさがきれいでとてもよかった(ゆうきさん)』
今年は印象派 モネの作品が1位となりました!
こうして皆さんのご感想を拝見していると、画家におくるラブレターのようですね。
絵画は見るだけでなく、互いの感想を話すのも美術館の楽しみ方の一つです。
ここで紹介した5つの作品(鴨居の部屋を含む)は現在も展示中です!
ただし、高橋由一「鮭図」は5月のG.W明けに展示替えの予定なのでご注意ください。(RS)