2022年2月24日から4月20日まで、長谷川仁・林子記念室では「高橋由一と日本近代洋画」を開催しております。
高橋由一「本牧海岸」(1877年)の展示の様子
デッサン室では、高橋由一の水彩画やオーギュスト・ルノワールの小品、サルバドール・ダリのリトグラフの作品などを展示しております。
高橋由一の水彩や墨による作品がご覧になれます
高橋由一による、水戸藩で徳川斉昭の腹心として活躍した「藤田東湖肖像」や、「武田耕雲斎像」を展示しております。また、水彩作品の「猫図」も展示しております。
長谷川仁・林子記念室では、「高橋由一と日本近代洋画」を開催しております。江戸後期から明治初期の絵画作品を中心に、日本近代洋画の曙をご覧いただけます。
江戸時代の18世紀後半から長崎や秋田ではオランダなどから伝わった新しい西洋の知識によって、西洋絵画の技法が取り入れられ、「洋風画」や「秋田蘭画」などが描かれました。また、司馬江漢は西洋絵画の画材に似せた画材で風景などを描きました。
19世紀後半から20世紀に入ると高橋由一や、一世 五姓田芳柳をはじめとする五姓田一門によって洋画が描かれるようになります。
秋田蘭画の小野田直武「ライオン図」
(T.T)