笠間日動美術館の常設展示されている作品から、現在開催中の「開館50年記念 夭折の画家たち -青春群像-」に関連する作品、作家をご紹介いたします。
舟越保武「春」1977年
舟越保武(1912年12月7日 - 2002年2月5日)
夭折の画家として紹介している松本竣介は、岩手県盛岡市の出身です。県立盛岡中学校(現岩手県立盛岡第一高等学校)在学中、同級生の舟越保武は、高村光太郎が訳した「ロダンの言葉」に感銘を受け、彫刻家を志しました。同郷の二人は、一緒に個展を開催しています。
出身の岩手県にある岩手県立美術館では「松本竣介・舟越保武展示室」が設けられ、常設展示されています。
舟越は、著書「巨岩と花びら」などで松本について記しています。
また、舟越は1950年にキリスト教の洗礼を受けて、キリスト教信仰やキリシタンの受難を題材とした作品を制作しました。
当館の彫刻庭園では、島原の乱に着想を得た「原の城」(1971年)を展示しています。
(T.T)