笠間日動美術館:学芸員便り

春風萬里荘のお庭は緑が濃くなって夏の装いとなりました。
暑い日でも風が吹けば、室内はさわやかな空気に包まれます。
茅葺きの家の良さです。
石庭の縁側でお抹茶をいかがでしょうか。

竹久夢二の特別展示は7月20日までとなっております。
ご来館お待ちしております。（KK)

ぽかぽか陽気の週末、笠間の桜が満開となりました。

電車での、のんびり旅行に「かさま観光周遊バス」は最適です。

笠間日動美術館、春風萬里荘より桜だよりをお届けいたします。

例年、4月初旬に当館の枝垂れ桜、分館の春風萬里荘の庭園の桜が相次いで見ごろを迎えます。
花冷え続きの今春は少し足踏みしましたが、今週後半には満開となりそうです。

まずはフランス館ルーフテラスより、通りの向うに見える丘の上の桜のご紹介です（4/7撮影）。

ー竹久夢二 特別展示／併設展示　画家が作った陶磁器展ー

会期　平成21年3月31日（火）ー7月20日（月）
　　　　※　前期：3月31日（火）ー5月24日（日） 後期：5月26日（火）ー7月20日（月）
会場　春風萬里荘

竹久夢二（明治17/1884ー昭和9/1934）は岡山県に生まれ、憂愁をたたえた女性像を描いて一時代を築きました。その作品には、明治末から大正、昭和初期を生きた庶民への共感、そして女性や子どもへの優しいまなざしがあふれています。

竹久夢二「待てど暮らせど来ぬ人を」大正11年　絹本彩色　《前期展示》

春風萬里荘の桃宴の展示物のメインは、江戸後期に作られた雛人形です。

とても小さいですが、その作りは驚くほど繊細です。