笠間日動美術館:学芸員便り

笠間日動美術館で絵画の専門家や愛好家にも最も喜ばれ、ご高評をいただいているのがパレット画コレクションです。

モーリス・ユトリロのパレット

美術館のアンケートに「高橋由一の「鮭」が見られるとは思っていなかった。」という感想をいただきました。
実は、高橋由一（１８２８年-１８９４年）が描いたとされる「鮭」は、3点あります。

（2023年1月2日-2月2日まで展示中の高橋由一「鮭」（1879-1880、山岡コレクション））

笠間日動美術館の常設展示されている作品から、現在開催中の「開館50年記念　夭折の画家たち -青春群像-」に関連する作品、作家をご紹介いたします。

舟越保武「春」1977年

大津絵「『古筆大津絵』雷と太鼓」笠間日動美術館蔵
「幻の大津絵と東海道五拾参次」で展示している中から、古筆大津絵より「雷と太鼓」、「鬼の行水」、「鬼の三味線」、をご紹介いたします。

東海道五拾参次「三嶋宿」（丸清版）笠間日動美術館蔵
「幻の大津絵と東海道五拾参次」で展示している作品の中から、歌川広重「東海道五拾参次」より丸清版の11番目「三嶋宿」と19番目「府中宿」をご紹介いたします。