笠間日動美術館:学芸員便り

自在置物職人でその名を馳せた、高瀬好山（たかせ・こうざん 1869-1934）
長谷川仁・林子記念室で特別公開をはじめました。
赤銅や銀などで作られた10種の昆虫たち。よくぞここまで作ったと、唸らせる細密さです。
現在では、技術の面からもコストの面からも制作不可能なレベルです。
海外ではとても評価の高い芸術品。国内でも、この揃いはほとんど無いようです。
明治から大正期の職人の粋をぜひご覧ください。

「金山平三・佐竹徳記念室」の展示替えを行いました。
1月21日から、金山作品22点、初公開を含む佐竹作品19点及び関連資料を公開しています。

出品目録 →　ファイルをダウンロード

金山平三エリア

柔らかい陽光に包まれる佐竹作品「内海風景」「オリーブ園」を初公開しました。

佐竹徳エリア

両画家が四季を追って制作に出かけたように、当館も季節ごとに本会場の展示替えを行ってまいります。次回は4月後半の予定です。皆様のご来館をお待ちしております。
（KA)

現在、フランス館では日本近代洋画の名品を展示しています。

そこに高橋由一「鮭図」「丁髷姿の自画像」が追加展示されました！！

日頃から展示問合せの多い当館を代表する逸品です。

新年あけましておめでとうございます。
良き新春を迎えられたことと、謹んでお慶び申し上げます。

笠間日動美術館は1月2日（土）より、開館しております。
また本日より、企画展「二つの東海道五拾三次　保永堂版×丸清版」展（3/27まで）がオープンいたしました。

11月中旬より当館所蔵のアンティークドールを展示しています。
フランスを代表するジュモーやゴーチェをはじめ、
愛らしい表情のシモン&ハルビックやアーモンド・マルセルなどのドイツ人形約40点。
すべて洋画家 児玉幸雄氏のコレクションです。