■「花の女 フランソワーズ・ジロー展」 6月3日まで開催します!
2010年04月22日
会場入り口、昨年12月に撮影された88歳のジローの写真が来館者を迎える「花の女 フランソワーズ・ジロー展」。
このたび6月3日まで会期を延長することになりました。
今でも十分に美しく、高い品性を感じさせるフランソワーズ・ジロー。その凛とした生き方は、容姿や作品にあらわれています。
これまで日本では、欧米で活動する彼女の作品を見る機会はほとんどありませんでした。本展では、パリ、ニューヨークで集荷された1942年から2008年まで、66年にわたる50点余りの作品がご覧いただけます。
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■「花の女 フランソワーズ・ジロー展」スタート!
2010年04月04日
4月3日、企画展「花の女 フランソワーズ・ジロー ピカソ、マティスとともに」がスタートしました。

(C)FRANÇOISE GILOT
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■日本館 特別展示 「花をみつめる心」展スタート!
2010年03月22日
2010年3月16日(火)より、日本館1Fにて、
特別展示 花をみつめる心ー日本近・現代洋画に見る花のかたちー展が
スタートしました。

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■「輝ける女性像」 見どころの紹介(3)・熊岡美彦
2010年03月06日

(熊岡美彦「秋果をささげる裸女」1930年)
朱色の手提げ盆をささげてポーズをとる一人の女性。
その盆には、見事に実った果実がいっぱいに盛られています。
重心を左足にのせ、女性らしいやわらかなポーズをとってますが、女らしい美しさというよりは、むしろ生命の力強さを感じさせる作品です。豊満な女の体に、強くしまった筋肉の動きがとらえられ、がっしりとした安定感を出しています。盆からあふれ出る葡萄のたわわな房や、みずみずしく色づいた果実は、完熟の甘ずっぱい香りでアトリエを満たし、女もまた、その香りを体から発しているようです。
鑑賞者は、まずその迫力に足をとめざるを得ないでしょう。
力強くひかれた輪郭線は、肌や果実に濃密さを与え、体の曲線に沿い流れるような筆致で描かれた壁は、女を画面の外へ外へと押し出すようにうねり、画面全体から脈打つような生命感と重厚感がこちらに迫って来ます。
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■「輝ける女性像」 見どころの紹介(2)・竹久夢二
2010年02月27日

(竹久夢二「待てど暮らせど来ぬ人を」)
夕暮れ時でしょうか、色を失った木々や山を背景に、一人の女性がうな垂れて泣いています。葉も枯れ落ちた季節なのに、透き通るような白い右手には花が握られ、寂寞のなかでみずみずしさを際立たせています。叙情あふれる大正ロマンを代表する夢二の女性像は、「夢二式美人画」と称され一世を風靡しました。特徴的なのは、そのフォルムです。力なくさめざめと悲しみにくれる女のしなる体は、たおやかで美しくさえあります。
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