笠間日動美術館:学芸員便り

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■ひみつ基地 木津文哉の不思議な時間 オープン!!

2009年06月20日

6月20日(土)、「ひみつ基地 木津文哉の不思議な時間」展がオープンしました。

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                            木津文哉先生

木津文哉先生は、今年の春から、東京芸術大学の教授に就任され、今後の活躍が注目されている作家です。


今回ご紹介するのは、東京芸術大学大学院修了制作から2008年までに制作された作品約55点。


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■「三重県立美術館所蔵名品展」 残すところ、あと二日!

2009年06月12日

ご好評をいただいている「三重県立美術館所蔵名品展」。
本展会場には、明治26年に描かれた浅井忠の「小丹波村」から、昭和50年の小磯良平の作品「四つの西洋人形」まで、日本洋画史を彩る名品の数々が並びます。


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■「三重県立美術館所蔵名品展」オープン!講演会開催

2009年04月29日

3月24日(木)三重県立美術館所蔵名品展がオープンしました。
初日には、講師に三重県立美術館 学芸員 田中善明さんをお迎えして講演会「三重県立美術館コレクションについて」が開かれました。

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三重県立美術館 田中善明学芸員


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■「岸田劉生の軌跡」展 後期が始まりました

2009年03月08日

ご好評のうちに前期の展示が終了し、3月3日より後期の展示がスタートいたしました。
日本画、水彩画、版画作品を中心に約40点の作品を入れ替えました。
後期の見どころは、初公開作品を含む軸装作品6点と、武者小路実篤記念館よりご出品いただいた岸田劉生図案の装丁本です。
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劉生の幅広い画業がうかがえます。


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■「日本近代洋画への道」見どころのご紹介(2)

2008年12月25日

川村清雄「ベニス風景」 明治9-14年(1876-81)頃

1876年(明治9)24歳の川村清雄はベネチアに着きました。幕臣の子であった清雄は明治維新により辛酸を舐めましたが、勝海舟らが新政府にかけ合い留学が実現しました。官費ではなく、旧幕臣の子弟を慮った徳川家の援助を得ての留学でした。
十代の頃より川上冬崖の門に入るなど西洋画法を学んでいた清雄は、最初期の留学生として法学習得の為の米国出立でありましたが、暫くして絵を学ぶ決心を固めパリ経由でベネチアに行くことになりまし。しかし、すでに日本を発って5年の歳月が過ぎて帰国命令も受け、生活費にも苦しくなっていた頃でしたが、当時の大蔵省より紙幣デザインの画学修業の名目で官費を与えられることになり、残留を許されたのです。


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