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笠間日動美術館 企画展履歴

「クレパス画 名作展」 巨匠も描いた。クレパスっておもしろい!

2006年06月03日〜2006年09月03日


林 武 「花」 1950年代

小絲源太郎 「風景」 1950−60年代

猪熊弦一郎 「顔」 1950年

奥谷 博 「顔」 2006年

熊谷守一 「裸婦」 1950−60年代

中山忠彦 「婦人像」 2006年
主 催 財団法人 日動美術財団
後 援 茨城県/茨城県教育委員会/笠間市/笠間市教育委員会
協 力 サクラアートミュージアム
会 期 平成18年6月3日(土)〜平成18年9月3日(日)
開館時間 午前9時30分より午後5時(入館受付は4時30分まで)
休館日 毎週月曜日(但し、7月17日は開館、翌日休館)
会 場 笠間日動美術館 企画展示館
入館料 大人1,000円、大学・高校生700円、中学・小学生500円、65歳以上800円 (20名以上の団体は各200円割引)
<春風萬里荘との共通券> 大人1,400円、大学・高校生900円、中学・小学生600円、65歳以上1,100円(20名以上の団体は各200円割引)

優しい風合いを持つクレパスは、クレヨンとパステルを素地として、大正14(1925)年に日本で発明された描画材です。学校教育に取り入れられていることから、子ども用の画材という印象を持っておられる方も少なくありません。しかし誰もが手にしたことがあるこのクレパスを使って、巨匠たちは独自の絵画世界を展開しました。重ね塗り、混色、盛り上げなどの技法が可能で、発色のよいクレパスは、油絵と同じようなタッチでも描けるため、戦後、高価な絵の具に手が届かなかった画家たちに、親しまれたのです。
本展では、文化勲章受章作家や日本芸術院会員など戦後の洋画壇を彩った画家たちによる、1950−60年代の作品を中心に、クレパス画の名作を展示いたします。また開催にあたって描かれた、現代洋画壇を代表する画家たちの新作を、併せて紹介いたします。110余名の個性あふれる画家たちが描いた、約200 点の作品はそれぞれ、力強く、あるいは繊細に、クレパスが子どもだけの画材ではないことを感じさせてくれるでしょう。子どもから大人まで楽しめる、今まで知らなかったクレパス画の世界を、心ゆくまでご探訪ください。

おもな出品作家

朝井閑右衛門 猪熊弦一郎 梅原龍三郎 岡本太郎 岡鹿之助 加山又造 川口軌外 熊谷守一 小磯良平 小絲源太郎 鈴木信太郎 須田国太郎 高畠達四郎 田崎廣助 寺内萬治郎 鳥海青児 野口彌太郎 林 武 三岸節子 宮本三郎 山口 薫 山本 鼎 ほか

※本展会場では、さまざまなクレパス画の技法が、パネルで紹介されております。この機会にクレパス画に挑戦してみてはいかがでしょう。


脇田和 「青い頭巾」 1950年代

鈴木信太郎 「長崎風景」 1950−60年代

寺内萬治郎 「裸婦」 1950−60年代

須田国太郎 「マミジロとモクゲ」
1950−60年代

芝田米三 「実り讃歌」 2006年

宮本三郎 「バレリーナ」 1956年