笠間日動美術館:館内のご案内
最新の企画展
画人たちの挑戦
洋画に見るニッポン開国から激動の昭和初期まで
2007年6月16日(土)〜8月5日(日)
我が国と西洋画の初めての出会いは、キリスト教が伝来された16世紀後半まで遡ります。しかし、その後のキリシタン弾圧や鎖国政策により定着するまでには至らず、西洋画が再び認められるには蘭学を中心に洋書の輸入が解禁される18世紀後半まで待たなければなりませんでした。そして明治維新の大きな時代のうねりの中、日本の文化もまた転換期を迎え美術界にも激動の時代が訪れます。
当時、初めて見る西洋の写実的表現は文明開化の革新的なイメージとあいまって注目を浴び、官立の美術学校や画塾も開設されていきました。一方、国粋主義による圧迫も少なからず、主だった洋画家たちは明治美術会を結成して洋画排斥の風潮に対抗し、啓蒙・普及活動に力をそそぎます。
本展では、日本の美術界に新たな局面を開こうとした先駆的洋画家たちの奮闘振りを、開国前夜から激動の昭和初期にいたる時代の中にご覧いただこうとするものです。優れた初期洋画のコレクションで知られる山岡コレクションを中心に、司馬江漢から佐伯祐三まで、百有余の作品をご紹介いたします。
渡部審也 「供待図」 明治42年 |
二世 五姓田芳柳 「富嶽図」 |
小山正太郎 「五旬起臥セシ若狭丸ノ甲板」 明治33年 |
藤島武二 「日の出」 昭和6年 |
山下りん「ヤコブ像(使徒の図)」 |
司馬江漢「風景」 |
ワーグマン「東禅寺浪士乱入図」 |
山本芳翠「琉球風景」明治20−21年 |
主 催 | 財団法人 日動美術財団 |
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後 援 | 茨城県/茨城県教育委員会/笠間市/笠間市教育委員会 |
会 期 | 2007年6月16日(土)〜8月5日(日) |
開館時間 | 午前9時30分より午後5時(入館受付は4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日 (但し7月16日は開館、翌日休館) |
会 場 | 笠間日動美術館 企画展示館 |
入館料 | 大人1,000円、大学・高校生700円、中学・小学生500円、65歳以上800円 (20名以上の団体は各200円割引) ※当展覧会の入館券で常設展示のフランス館、日本・アメリカ館と野外彫刻庭園がご覧になれます。 ※春風萬里荘との共通券:大人1,400円、大学・高校生900円、中学・小学生600円、65歳以上1,100円(20名以上の団体は各200円割引) |