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企画展履歴

古陶磁に探る 魯山人の宇宙

日本・アメリカ館1F 特別展示
2007年9月22日(土)〜12月16日(日)

画人たちの挑戦 〜
洋画に見るニッポン開国から激動の昭和初期まで

北大路魯山人(1883−1959)の芸術は、没後50年近くを経て今なお、強烈な個性により光彩を放ち続けています。

京都の社家に生まれた魯山人は若年より書、篆刻に天分を発揮、また陶芸、絵画、料理にも情熱をそそぎ、独自の世界を展開しました。
特に陶芸の分野では美濃、備前、信楽、中国染付、赤絵、李朝など4千点を超える古陶磁、陶片を収集、生来の鋭い感性と独特の嗅覚でその真価を見抜き、自らの作品に消化しています。料理の盛付を常に念頭に入れ創造された当意即妙の作品群の根底には、日本国内外の先人が創った古陶磁器への敬愛と徹底的な研究があったことは言うまでもありません。
なかでも桃山期に誕生した織部焼きの蒼々とした緑釉、斬新な形状と文様は、鬼才魯山人の手によってさらなる進化を遂げたと言えるでしょう。

本展では当館所蔵の魯山人の作品と、彼が尊崇してやまなかった古陶磁を展示し、魯山人芸術の源流をたどります。
このたびは15世紀から17世紀の間に作られた日本、中国、朝鮮の器に焦点を当て、魯山人がこれらの古陶磁から如何に学び、ものしていったか、ご覧いただこうとするものです。

主 催財団法人 日動美術財団
後 援笠間市/笠間市教育委員会
会 期2007年9月22日(土)〜12月16日(日)
開館時間午前9時30分より午後5時(入館受付は4時30分まで)
休館日毎週月曜日(2007年9月24日、10月8日は開館、翌日休館)
会 場笠間日動美術館 日本アメリカ館1階