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企画展履歴

没後80年 佐伯祐三展 鮮烈なる生涯

2008年3月6日(木)〜5月6日(火)

没後80年 佐伯祐三展 鮮烈なる生涯

佐伯祐三は、1898年(明治31年)4月28日、大阪府西成郡中津村に生まれました。天正時代から続く名刹光徳寺の、住職佐伯祐哲・タキ夫妻の次男として誕生してから、今年で110年を迎えます。同時に、佐伯祐三がパリで短い生涯を閉じてから80年の節目でもあります。

この記念すべき年に、日本近代絵画史に傑出した存在である画家、佐伯祐三の偉業を称え、また、その作品群が近代絵画史の中で、今日どのように位置づけられるかをあらためて検証するため、この展覧会を企画しました。

佐伯祐三の作品には、絵画に「純粋」を探し求める、求道者のような精神の極度の緊張と高揚が刻印されています。この展覧会では、こうした佐伯祐三の短くあっても純度の高い芸術を、大阪市立近代美術館建設準備室の特別協力をはじめ、国内の各美術館、個人所蔵家の方々などからのご協力を得て、代表作約90点により構成し、ご覧いただきます。

この機会に、ぜひ佐伯祐三の珠玉の作品を、じっくりとご鑑賞下さい。

佐伯祐三
滞船 1927年 ポーラ美術館
佐伯祐三
郵便配達夫 1928年
大阪市立近代美術館建設準備室
佐伯祐三
パレットをもつ自画像 1924年
佐伯祐三
下落合風景 1926年
佐伯祐三
リュクサンブール公園 1927年
田辺市立美術館
佐伯祐三
リュ・ペルネティー 1925年
佐伯祐三
自動車小屋 1925年
佐伯祐三
サン・タンヌ教会 1928年
三重県立美術館
佐伯祐三
ロシアの少女 1928年
大阪市立近代美術館建設準備室
佐伯祐三
広告(ヴェルダン) 1927年 大原美術館
佐伯祐三
カフェ・レストラン 1928年
大阪市立近代美術館建設準備室
主 催 財団法人日動美術財団
特別協力 大阪市立近代美術館建設準備室
後 援 茨城県/茨城県教育委員会/笠間市/笠間市教育委員会/NHK水戸放送局/東日本旅客鉄道株式会社水戸支社
会 期 2008年3月6日(木)〜5月6日(火)
開館時間 午前9時30分より午後5時(入館受付は4時30分まで)
休館日 毎週月曜日(但し4月28日、5月5日は開館)
会 場 笠間日動美術館 企画展示館
入館料 大人1,000円、大学・高校生700円、中学・小学生500円、65歳以上800円
(20名以上の団体および前売は各200円割引)
※当展覧会の入館券で常設展示のフランス館、日本・アメリカ館と野外彫刻庭園がご覧になれます。
※春風萬里荘との共通券:大人1,400円、大学・高校生900円、中学・小学生600円、65歳以上1,100円(20名以上の団体は各200円割引)
※春風萬里荘につきましては、冬季期間として、12・1・2月は、土・日・祝のみの開館となりますのでご了承ください。

関連イベント

■佐伯祐三展対談会『1920年代のパリと佐伯祐三』

2008年3月29日(土)13:30〜15:00
林 洋子(京都造形芸術大学 准教授)×長谷川智恵子(笠間日動美術館副館長)

■読み語りイベント『佐伯祐三の生涯』

各回 13:30〜14:00
2008年3月8日(土)、9日(日)
4月12日(土)、13日(日)、26日(土)、27日(日)
5月4日(日)、5日(月)

同時開催

日本アメリカ館(常設館)1Fにて、『パリに描く−山下充 福本章 筧本生展−
2008年1月2日(水)〜5月6日(火)を開催中。