笠間日動美術館:館内のご案内
企画展履歴
竹久夢二展
2008年7月5日(土)〜8月31日(日)
竹久夢二・本名茂次郎は、1884(明治17)年岡山県に生まれ、18歳で上京。苦学しながら新聞や雑誌にコマ絵を投稿して、頭角を現します。
夢二という筆名の作品は、22歳のときからです。彼の描く絵には明治末から大正、昭和初期の時代に生きた、庶民への深い共感、女性や子どもへの優しいまなざしが、あふれています。
この時代は、日本が近代社会へと急激に変貌していく激動のときにあたります。都市生活者の急増、モダンな生活様式の普及、近隣諸国への経済的・軍事的進出など、光と影の交錯するなかで、夢二は当時の若者たちに圧倒的な支持を得た斬新なデザインの本の装丁、広告画、楽譜の表紙絵を数多く手がけ、また弱き者への共感あふれる絵画を描くとともに、詩や文章を残しました。
本展では、屏風や軸装の肉筆画をはじめ、版画、絵葉書、装丁原画と書籍、セノオ楽譜の表紙絵などに加え、「永遠の女性」彦乃への愛を綴った直筆日記、親しい人々への書簡、没後資料などまで、貴重な個人コレクションに初公開作品を含め約170点を展示して、今もなお色あせることのない竹久夢二の魅力にせまります。
春宵清興/松村謙三コレクション |
三味線を弾く女/松村謙三コレクション |
夢二デザイン封筒/紙に木版多色摺 |
草に憩う女/大正初期/絹本着色 |
青い小径/大正10年/尚文堂書店 |
日記張(10月21日より抜粋)/大正7年 |
羽衣(セノオ楽譜原画)/大正13年/絹本着色 |
時雨の炬燵・小春/大正7年/絹本着色 |
夢二詩画集「椿の花」/昭和16年 |
「(団扇絵・花)」/笠間日動美術館蔵 |
主 催 | 財団法人 日動美術財団 |
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後 援 | 茨城県/茨城県教育委員会/笠間市/笠間市教育委員会 |
協 力 | 静岡市/静岡アートギャラリー |
会 期 | 2008年7月5日(土)〜8月31日(日) |
開館時間 | 午前9時30分より午後5時(入館受付は4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日 (但し7月21日は開館、翌日休館) |
会 場 | 笠間日動美術館 企画展示館 |
入館料 | 大人1,000円、大学・高校生700円、中学・小学生500円、65歳以上800円 (20名以上の団体は各200円割引) ※当展覧会の入館券で常設展示のフランス館、日本・アメリカ館と野外彫刻庭園がご覧になれます。 ※春風萬里荘(北大路魯山人のアトリエを移築した江戸時代初期の茅葺屋根の民家)との共通券:大人1,400円、大学・高校生900円、中学・小学生600円、65歳以上1,100円(20名以上の団体は各200円割引) |
関連イベント
■読み語りイベント・夢二が贈る童話たち
各回13:30〜14:00
7月19日(土)・21日(月)、 8月16日(土)・17日(日)、30日(土)・31日(日)
■プチ・コンサート!「竹久夢二と乙女のロマン」
7月20日(日) 14:00〜15:00 企画展示館 2F
演奏者:石崎美奈子(ソプラノ)伴奏:鎌田由美子
同時開催
■日本・アメリカ館特別展示
2008年5月15日(木)〜9月9日(火)
『キッズ&アニマルズ ―みんなでいっしょにどうぶつを探そう―』
関連ワークショップ:クイズラリー・どうぶつを探そう!