笠間日動美術館:館内のご案内
企画展履歴
日仏交流150周年記念 フジタとモンパルナスの仲間たち
FOUJITA et ses amis de Montparnasse
2008年9月13日(土)〜11月30日(日)
1913年、渡仏した藤田嗣治(レオナール・フジタ、1886−1968)は、さまざまな国籍の画家たちで賑わうパリの一隅にアトリエをかまえました。モディリアーニやスーチンらと交友しながら、研鑽を重ね、乳白色の絵肌に日本の筆で線描する独自の画風を確立します。
そして1921年に発表された、輝くばかりの「裸婦」はパリっ子たちを魅了し、おかっぱ頭の異邦人フジタは、エコール・ド・パリの寵児となっていったのです。
第二次大戦中は、戦争画を描くなどして日本で制作を続けましたが、戦後はフランスに戻り1955年に帰化、この後カトリックの洗礼を受け、レオナール・フジタと改名しました。
パリのモンパルナス美術館との共同企画として立案されたこの展覧会では、日本初公開となるスペインオヴィエドのアストゥリエス美術館のフジタ作品をはじめ、エコール・ド・パリの画家やフランスに学んだ日本人画家など、20世紀前半のパリで精力的に活動した画家たちの作品を紹介します。
くわえてモンパルナス美術館の協力により、フジタのアトリエ写真やエコール・ド・パリの画家の肖像写真など関係資料を展示し、往時のパリで繰り広げられたフジタをはじめとする画家たちの足跡をご覧いただこうとするものです。
<おもな展示作家>
レオナール・フジタ、パブロ・ピカソ、キスリング、ジュール・パスキン、シャイム・スーチン、モーリス・ユトリロ、マルク・シャガール、マリー・ローランサン、モーリス・ド・ヴラマンク、アメデオ・モディリアーニ(10月半ばより展示)、海老原喜之助、里見勝蔵、前田寛治、高野三三男、岡鹿之助、高畠達四郎、田中 保 ほか
<日仏交流150周年>
主 催 | 財団法人 日動美術財団 |
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特別協力 | モンパルナス美術館 |
後 援 | フランス大使館/茨城県/茨城県教育委員会/笠間市/笠間市教育委員会/NHK水戸放送局/東日本旅客鉄道株式会社水戸支社 |
協 賛 | SG信託銀行 フォトビション ジャパン株式会社 |
会 期 | 2008年9月13日(土)〜11月30日(日) |
開館時間 | 午前9時30分より午後5時(入館受付は4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日 (9月15日、10月13日、11月3日、24日は開館、翌日休館、但し11月4日は特別開館) |
会 場 | 笠間日動美術館 企画展示館 |
入館料 | 大人1,000円、大学・高校生700円、中学・小学生500円、65歳以上800円 (20名以上の団体は各200円割引) ※当展覧会の入館券で常設展示のフランス館、日本・アメリカ館と野外彫刻庭園がご覧になれます。 ※春風萬里荘(北大路魯山人のアトリエを移築した江戸時代初期の茅葺屋根の民家)との共通券:大人1,400円、大学・高校生900円、中学・小学生600円、65歳以上1,100円(20名以上の団体は各200円割引) |
関連イベント
■鼎談会『フジタと日動画廊』
2008年10月4日(土)14:00〜15:00
瀧悌三(美術評論家)×長谷川徳七(笠間日動美術館館長)×長谷川智恵子(同副館長)
■講演会『フジタのアトリエ物語』
2008年11月8日(土)14:00〜15:00
林 洋子(京都造形芸術大学 准教授)
同時開催
■金子コレクションから見た金山平三の世界
2008年9月13日(土)〜11月30日(日)
会場:日本・アメリカ館1F
主催:財団法人日動美術財団
■別館 春風萬里荘のご案内
<秋の展示室案内>
北大路魯山人の当館所蔵品の中から、磁器作品に焦点をあて紹介いたします。
<特別イベント>
「2008魯山人野点茶会」11月22日(土)、23日(日)
■会期中のコンサート
「天満敦子ヴァイオリンコンサート」
9月20日(土)18:00開演
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