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企画展履歴

ひみつ基地　木津文哉の不思議な時間

2009年6月20日（土）〜8月23日（日）

木津文哉は1958年、静岡県浜松市に生まれ、東京芸術大学に学びました。独立美術協会会員として精力的な創作活動を展開し、安井賞展をはじめ昭和会展ほか、数々の賞を受賞しています。本年4月には東京芸術大学の教授に就任し、今後の活躍がますます注目される作家です。

木津は、古くなった道路標識や看板、駅や電車、植物などを題材に、独自の感覚で大胆かつ緻密な作品を制作しています。見る者はいつしか時をさかのぼり、木津の創造した不思議な時間にのみこまれていることに気づきます。

平野美術館、袋井市立図書館をはじめ、ご所蔵家のご協力を得て開催する本展では、子供たちが「見て遊ぶ」という美術鑑賞の面白さを体感し、さらに豊かな感性を身につける場を提供したいと考えています。また、子供のみならず大人まで、精緻な技術に裏づけされた木津のだまし絵的な作品に驚かれることでしょう。是非、ご家族で来館いただき、木津文哉の「ひみつ基地」探検をお楽しみください。

「羅針盤」　1998年

「思いやり」　2008年

「遠き杜」　1999年

「緑卯」　1999年

「けむり」　1985年

「口上」　1986年

「収穫」　1990年

「秘密基地」　1996年

「虎のしっぽ」　1986年

「標」　1996年

■講演会「木津文哉　あかされるトリックの謎」

講師：画家 木津文哉氏
2009年8月1日(土)14:00〜15:00

■お知らせ

企画展は日本館で開催します。日本館側入口からご入館下さい。

■前売り券取扱店

笠間日動美術館ミュージアムショップ、茨城県陶芸美術館ミュージアムショップ、社団法人笠間観光協会 観光案内所、東京銀座・日動画廊ほか

■春風萬里荘のご案内

竹久夢二 特別展示／併設　画家が作った陶磁器展
2009年3月31日（日）〜7月20日（月）
竹久夢二（明治17/1884〜昭和9/1934）は岡山県に生まれ、憂愁をたたえた女性像を描いて一時代を築きました。その作品には、明治末から大正、昭和初期を生きた庶民への共感、そして女性や子どもへの優しいまなざしがあふれています。
今展では、昨年、当館に託された山田市蔵（明治33/1900〜昭和58/1983）の竹久夢二コレクションを展示中です。
市蔵は大阪府堺市浜寺の名家に生まれ、夢二と知人であった実兄を介して知遇を得、以降、ともに旅し、また夢二に自邸の庵名をつけてもらうなど親しく交わりました。その庵名「白日園青夜居」は、展示された扁額や煎茶道具などに見ることが出来ます。彩色の肉筆画をはじめ、山田家のために絵付けした陶磁器や手ぬぐい、その原画など市蔵が愛で、その生活を豊かに彩った夢二の作品をご紹介します。
あわせて三岸好太郎、香月泰男、木村忠太、金山平三らが絵付けした陶磁器を展示します。画家たちの、余技にとどまらない創作の側面をお楽しみください。
※期間中、北大路魯山人作品は貸し出しの為ご覧いただけません。

■次回展覧会

版画、水彩、素描を楽しむ
2009年8月27日（木）〜9月13日（日）
当館所蔵の国内外作家の水彩や版画をご紹介します。その繊細な技をお楽しみ下さい。

開館時間：午前9時30分より午後5時（入館受付は4時30分まで）
休 館 日：毎週月曜日（開催前の8月25日、26日は展示替えのため休館）
会　　場：笠間日動美術館　日本館
入 館 料：大人700円、大学・高校生500円、中学・小学生400円
65歳以上600円（20名以上の団体各100円割引）

笠間日動美術館 〒309-1611 茨城県笠間市笠間978-4 TEL:0296(72)2160