笠間日動美術館:館内のご案内
企画展履歴
没後25年 鴨居 玲
Rey Camoy -25years after death: A Retrospective Exhibition-
同時開催 セルフポートレート展 自己をみつめて
Self-portraits
2010年12月4日(土)〜2011年3月13日(日)
「勲章」1985年 |
この度笠間日動美術館では企画展示館1階におきまして「没後25年 鴨居玲」を開催いたします。
「夜(自画像)」1947年 |
「青い手袋」1950年頃 |
自己と対峙し続けた魂の画家 鴨居玲が57年という早すぎる生涯を閉じて、四半世紀が経ちました。酔っ払い、廃兵、サイコロに行く末を預ける人…。人間の弱さや醜さを画題とするその作品群は、生を模索する画家自身を投影した自画像といわれています。カンヴァスに刻まれた筆致は力強い半面、薄氷のように危うい画家の内面世界との葛藤を象徴しています。没後25年を迎えた現在も、鴨居の叫びは作品を通して自己のあり方を訴えかけます。多くの人々を魅了してやまない 鴨居玲の軌跡を当館所蔵品でご紹介いたします。
「私の村の酔っぱらい(A)」1973年 |
「長谷川智恵子像」1972年 |
「黒いショール」1977年 |
《鴨居玲(かもい・れい)》 |
また同館2階では自画像の画家 鴨居玲の展示に併せ、「セルフポートレート展 自己をみつめて」を開催します。
岸田劉生「自画像」1913年 |
小出楢重「自画像」1919年 |
鏡に映る自己をみつめ描いた自画像からは、絵に一生を捧げた画家の精神性までうかがえます。 本展では近代から現代までの洋画家約50名の自画像をご紹介いたします。ご期待ください。 |
鴨居玲「自画像」1982年 |
主 催 | 財団法人 日動美術財団 |
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後 援 | 茨城県/茨城県教育委員会/笠間市/笠間市教育委員会/NHK水戸放送局/東日本旅客鉄道株式会社水戸支社 |
会 期 | 2010年12月4日(土)〜2011年3月13日(日) |
開館時間 | 午前9時30分より午後5時(入館受付は4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日 (但し12月25日から1月1日は冬季休館。1月10日、3月21日は開館、翌日休館) |
会 場 | 笠間日動美術館 企画展示館 |
入館料 | 大人1000円、大学・高校生700円、中学・小学生500円 65歳以上800円(20名以上の団体及び前売り券は各200円割引) ※春風萬里荘との共通券:大人1,400円、大学・高校生900円、中学・小学生600円、65歳以上1,100円(20名以上の団体及び前売り券は各200円割引) |
■講演会 「鴨居玲と日動画廊」
日時:12月4日(土)
会場:笠間日動美術館 企画展示館2階
講師:館長 長谷川徳七 副館長 長谷川智恵子
■プチコンサート「〜鴨居玲によせて〜後藤 晴美 無伴奏フルートリサイタル」
日時:12月23日(木・祝)PM1:00〜2:00/PM 3:30〜4:30 (2回公演予定)
会場:笠間日動美術館 企画展示館2階
■日本館1階特別展示 「現代洋画を担う巨匠たち」
14 great masters of Japanese modern painting
2010年11月16日(火)〜2011年1月10日(月・祝)
池口史子「朝光」2010年 |
奥谷博「仏頭銅」1999年 |
《出品作家》
池口史子、入江観、遠藤彰子、大津英敏、奥谷博、絹谷幸二、小杉小ニ郎、佐々木豊、佐藤泰生、島田鮎子、島田章三、藪野健、山本貞、山本文彦(50音順)
会期:2010年11月16日(火)−2011年1月10日(月・祝)
会場:日本館1階
主催:財団法人 日動美術財団
後援:笠間市/笠間市教育委員会