笠間日動美術館:館内のご案内
企画展履歴
海を渡った画家たち 藤島武二から鴨居玲まで
2013年9月7日(土)〜2013年10月6日(日)
岡田三郎助「縫いとり」 1914年 |
日本近代洋画は、明治政府により指導者として招聘された西洋人画家や初期渡欧画家たちによってその幕が開かれました。本展では、明治時代後期より昭和時代後期までに活躍した画家たちが、フランス、イタリアほか各国でどのように洋画を学び吸収し、作品に反映させていったのかをご紹介いたします。 文部留学生として明治後期に渡欧した岡田三郎助、藤島武二らは画家として名声を確立するとともに、東京美術学校の教授として後進を育成しました。同校を首席で卒業し、滞欧してさらに画技を磨いた金山平三は、帰国後、風景画に孤高の才能を開花させました。一方、エコール・ド・パリの寵児となりパリ画壇で名をあげた藤田嗣治は、晩年フランスに帰化しています。また、アカデミー・ジュリアンで反アカデミズム的油彩画を学びセザンヌに傾倒した安井曾太郎、ルノワールに師事しその才を認められた梅原龍三郎らは、帰国後に日本洋画壇を牽引していきます。加えて、パリの街並みに向き合い二度目のパリで客死した佐伯祐三、スペインを中心に滞在し自画像の中に魂を埋め込もうとした鴨居玲ら、海外で各々の表現を探究した画家たちの作品をご紹介します。 現代ほど海外渡航が容易でない時代に海を渡り、才能と情熱によって独自の画風を開花させた画家たちの滞欧作も含め、おもに帰国後の秀作約60点を展示します。
藤島武二「蘇州河激戦の跡」 1938年 |
出品作家
藤島武二、岡田三郎助、金山平三、藤田嗣治、梅原龍三郎、安井曾太郎、 児島善三郎、木下孝則、北川民次、林武、佐竹徳、東郷青児、岡鹿之助、 佐伯祐三、野口弥太郎、荻須高徳、鳥海青児、宮本三郎、山口薫、 藤本東一良、児玉幸雄、鴨居玲
鴨居玲「私の村の酔っぱらい」 1973年 |
佐竹徳「奥入瀬の秋」 | |
展覧会名 | 海を渡った画家たち 藤島武二から鴨居玲まで |
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会 期 | 2013年9月7日(土)〜2013年10月6日(日) |
会 場 | 笠間日動美術館 企画展示館 |
主催 | 公益財団法人 日動美術財団 |
後援 | 茨城県/茨城県教育委員会/笠間市/笠間市教育委員会/NHK水戸放送局/茨城新聞社/朝日新聞水戸総局/東京新聞水戸支局/毎日新聞水戸支局/読売新聞水戸支局/東日本鉄道株式会社水戸支社 |
開館時間 | 午前9時30分より午後5時(入館受付は4時30分まで) |
休館日 | 月曜日(但し9月16日、23日は開館、9月17日、24日は休館) |
入館料 | 大人1,000円、大学・高校生700円、小・中学生500円、65歳以上800円 (20名以上の団体及び前売り券は各200円割引、障害者手帳をお持ちの方、その同伴者1名は半額割引) ※春風萬里荘との個人共通券:大人1,400円、大学・高校生900円、小・中学生600円、65歳以上1,100円 (20名以上の団体は各200円割引、障害者手帳をお持ちの方、その同伴者1名は半額割引) |
交通案内 | 【JR利用】 ・常磐線友部駅(9:50/10:50/11:50発)より『かさま観光周遊バス』(100円) または 市内循環バスで約15分。「日動美術館入口」下車徒歩2分。 ・水戸線笠間駅より徒歩約20分(日動美術館・春風萬里荘共、但し方向は逆) 『かさま観光周遊バス』またはレンタサイクルの利用が便利です。 【自動車利用】 ・常磐道友部JCT経由、北関東道友部ICより国道355号線経由約6q ・東北道栃木都賀JCT経由、北関東道笠間西ICより国道50号線経由約8q |
■会期中のイベントのご案内
平成25年度美術講座『1日画家体験』(受講無料、入館料要、材料費自己負担)
開催日時:9月14日(土)10:00〜16:00
テーマ:「ジョアン・ミロ」
内容:
「画家の人生を学んで体験」 10:00〜11:00
一人の画家について、その生涯と作風を学びながら、作品への知的理解を深めます。
「画家の作風を制作で体験」 13:00〜16:00
画家の生き方から作品を生み出した力を見出し、模写を通して作風への体験的理解を深めます。
講師:
「画家の人生を学んで体験」:森智志(当館学芸員)
「画家の作風を制作で体験」:大塚好雄(当館事務局長)
定員:30名
水彩パステル基礎講座「友の顔を描く」
開催日時:9月21日(土)10:00〜15:00(12:00〜13:00 昼休憩)
講師:大塚好雄(当館事務局長)
定員:30名
イベントについてのお問い合わせ、ご予約は笠間日動美術館へ
TEL:0296-72-2160 FAX:0296-72-5655
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