1913年に渡仏した藤田嗣治(1886−1968)は芸術の都パリで研鑽を重ね、乳白色の絵肌に日本の筆で線描する画風を確立します。藤田は、その芸術のみならず、独特の風貌と洒脱な言動で、社交界においても華々しく活躍しました。アトリエには日本人画家も多く訪れ、海老原喜之助、高野三三男らからは「オヤジ」と呼び慕われたと言われています。第二次大戦中は祖国で制作を行いましたが、戦後は渡仏し、パリ時代を彷彿とさせる女性像や可愛らしい子どもの肖像を明るい色彩で描きました。1955年には帰化し、カトリックの洗礼を受け、レオナール・フジタと改名しています
本展では、藤田を中心にエコール・ド・パリの画家や日本人画家の作品を4つの章に分けて展示します。これらの作品から動乱の時代をともに生きた画家たちとの交流をたどり、日仏両国で名声を得た藤田嗣治の生涯を紐解くものです。
黒田清輝《厨房》1892年 東京藝術大学蔵 |
岡田三郎助《縫いとり》 1914年 |
モーリス・ユトリロ《アベスの広場》 1922年頃 |
シャイム・スーチン《路上の二人の子供》 1939年 |
マリー・ローランサン《二人の女》 東京富士美術館蔵 |
展覧会名 |
日仏友好160周年・没後50年 藤田嗣治と陽気な仲間たち |
会 期 |
2018年10月6日(土)〜 12月16日(日) |
会 場 |
笠間日動美術館 企画展示館 |
開館時間 |
午前9時30分より午後5時(入館受付は午後4時30分まで) |
休 館 日 |
毎週月曜日(但し10月8日開館、9日休館) |
主 催 |
公益財団法人 日動美術財団 笠間日動美術館 |
共 催 |
エソンヌ県(フランス共和国) |
特別協賛 |
関彰商事株式会社 |
協 賛 |
戸田建設株式会社 |
後 援 |
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本/茨城県/茨城県教育委員会/笠間市/笠間市教育委員会/茨城放送/茨城新聞社/朝日新聞水戸総局/産経新聞水戸支局/東京新聞水戸支局/毎日新聞水戸支局/読売新聞水戸支局/東日本旅客鉄道株式会社水戸支社 |
入 館 料 |
大人1000円、65歳以上800円、大学・高校生700円、中学・小学生 無料
(20名以上の団体は各200円割引 障害者手帳をお持ちの方、その同伴者1名は半額割引)
※春風萬里荘との共通券:大人1,400円、大学・高校生900円、中学・小学生 無料、65歳以上1,100円(20名以上の団体は200円割引、障害者手帳をお持ちの方、その同伴者1名は半額割引) |
交通案内 |
【JR利用】
・常磐線友部駅北口より(9:55/10:50/11:50発)『かさま観光周遊バス』(100円)
または市内循環バスで約15分。「日動美術館入口」下車徒歩1分。
・水戸線笠間駅より徒歩約20分。(日動美術館・春風萬里荘共、但し方向は逆)
『かさま観光周遊バス』またはレンタサイクルの利用が便利です。
【自動車利用】
・常磐道友部JCT経由、北関東道友部ICより国道355号線経由約6q
・東北道栃木都賀JCT経由、北関東道笠間西ICより国道50号線経由約8q
【高速バス『関東やきものライナー』利用】
・秋葉原(8:20発)「笠間稲荷神社入口」下車徒歩約10分。 |
■会期中のイベントのご案内
各種イベントは別途入館料がかかります。
特別対談会
講師:長谷川徳七(当館館長)・長谷川智恵子(同副館長)
日時:10月27日(土)14:00〜15:00
ギャラリー・トーク
日時:10月7日(日)、11月17日(土)、12月8日(土) 各日14:00〜(30分程度)
プチコンサート
日時:各日14:00〜
10月6日(土) 茨響 VUOTA
10月13日(土)つくば近代詩曲の会
11月4日(日)ファミリーオ
12月1日(土)ティンクルライヤー水戸
■萬里荘のイベントのご案内
夢境庵茶会
日時:11月17日(土)10:00〜16:00
席主:表千家 原田勝子
料金:500 円(お菓子・抹茶付き)
イベントについてのお問い合わせは笠間日動美術館へ
TEL:0296-72-2160 FAX:0296-72-5655
メールでのお問い合わせはこちらへ
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